FAP療法・REBTと復帰後の話

お久しぶりです。

 4月くらいから臨床心理士を変え、職場復帰をしておりました。

結果から先に書くと、今は感情認知行動療法REBTにシフトし、内省と考え方のゆがみを修正しながらゆっくりと療養、勤務しております。

 

ぶっちゃけ FAP療法 ってどうだった?

 自分には合いませんでした。

 数回カウンセリングを受けてみたのですが、これは暗示に強くかかることができる人向けかな?と思いました。

 特に批判するわけではありません。私の気になるポイントとしては、

  ①学術論文があるといいつつ、サンプル数と考察がちょっと心もとない。

  ②考案者がご存命のためか、「大嶋先生」という方がやや神格化している気がする。

  ③FAP療法を知るためには「大嶋先生」の本を読んでね!という話に帰結する。

  ④ほにゃららと唱えるとなにがしが良くなる という自己暗示(思い込み作用)

  ⑤カウンセリング内容は謎の暗号を聞き続ける1時間。

 この5つが自分には合わなかったポイントです。

 もちろん、無理やり進むわけでもなく、同意によって治療?が進むわけですから、適当なオカルトとかとは違うと思います。臨床心理士であることも調べたらわかりますし、簡単に取れる資格でもなく嘘はつけないので、有資格者による施術であったことも確かです。

 例えば「認知行動療法」ってなに?と調べたら歪んだ認知を治すために執る療法で、、、具体的には、、、というように何となく療法に対するイメージが見えてきます。ここには様々な記載方法はあれど、療法について記載があるわけです。

 FAP療法は、調べてみると「つらい自分を認めよう!」から最終的にすべて「大嶋先生」という一人の考案者に帰結していくわけです。

FAP療法はよくオカルトチック、スピリチュアルチックだと判断する方も多いようです。口コミや個人ブログを見ると、資格者と患者間でそれが問題になることもあるようです。

 私は自己暗示や思い込みによる療法というものは存在するだろうと思います。そこは否定しませんし、必要な方もいらっしゃると思います。ただ、自分の場合、「深く理解をすすめたければ先生の本を読みなさい」「なんとかの還元と唱えると花粉症が治ります。」「1回1万円以上はかかる中でずーっと有資格者のよくわからない唱え言葉を聞き続けて いまどんな気持ちですか?と適宜確認をうけ、カウンセリングが終わる。」この事実をもとに判断すると、私には到底合う療法ではないと思わざるを得ませんでした。※批判ではないので、好きなように受け取ってください。事実のみ記載しています。

 

じゃあ感情認知行動認知療法REBTってどうなの?

ぶっちゃけつらいです。

そもそもトラウマ治療とは別の療法なので、FAPと比較するのも違うのですが、

REBTを端的に表すと、自分を理詰めして心の中にひろゆきを飼うわけです。

例えば、コップの水を床にこぼしてしまったとします。

このとき、めんどくさい、自分は失敗ばかりだ、イライラする、など色々なマイナス感情が発生するわけです。

これに対し、「失敗すべきではなかった」「自分はいつも落ち着いてないといけない」などいろいろな「べき論」が隠れているということを探し出します。

それに対し、「それってあなたの感想ですよね?失敗するのは自分だけではないのでは?誰しもこぼしますよね?むしろ床掃除できてラッキーでは?」というように、べき論に対してひろゆき的反論をするわけです。

そして、「本当は失敗せずに感情を揺らがせたくなかった」「本当は失敗続きで嫌になっていただけだった」など、幼稚で正直な感情を認めて「まあ床掃除できるのはラッキーかな」「コップは割れなかったし良いか」「今後はもう少し水の量を減らして運ぼう」など、反省点や九死に一生ポイントを見つけ出して、「水がこぼれた」という変えられない事象に対し、「感情や捉えかた」をゆっくりと捻じ曲げていく

という療法です。

なにより難しいのは、普段何気なくイライラしたり、悲しくなったりするのですが、これを言語化するのはとても骨が折れるということ。

こいつムカつくなと思っても、いざまじめに考察すると何に怒っているのか言語化しにくいことに気づきました。

 

最近はこういったREBTを自分のものにするためにあくせく勤務しながら療養を進めているわけです。

 

近況でした。