wais-3rdを受けました
WAIS-Ⅲという知能テストを受けました。
2~3週間を経てこの度結果が出ました。
wais-3とは、知能テストの一つで知的障害や発達障害を発見するのに役立てたり、
自分の得意/不得意を見つけるための16歳以上向け心理検査のようです。
全検査IQ---総合的能力
言語性IQ---言語理解+作動記憶=耳で聞いたものを覚え、理解し、話す力
動作性IQ---知覚統合+速度処理=目で見たものを捉え、推理し、素早く処理する力
言語理解---言語の理解力や表現力、理論的思考能力
知覚統合---視覚的な情報を意味あるものをまとめ上げる能力
作動記憶---知覚的な情報を記憶する力、基礎的な計算能力
処理速度---視覚的な情報を素早く正確に処理する能力
同年代のIQを100として、±15が標準偏差に入るようになっているようですね。
知的障害が疑われる方は70程度がボーダーになるようです。
私の結果
全検査IQ---119 (平均の上)
言語性IQ---121 (高い)
動作性IQ---112 (平均の上)
言語理解---116 (平均の上)
知覚統合---106 (平均)
作動記憶---109 (平均)
処理速度---105 (平均)
所見なし。ASDに似たスコアではあるが、高得点内での点数差と診察時の受答えから
少なくともASDではないとのことです。
このテスト、どうやら受ける姿勢も見られているようで「よく気遣いが感じられ、
普段から周囲への配慮を欠かさないタイプと推測」と記載がありました。
得意な特性としては
・物事を論理的に考え、豊富な語彙力で明確に説明できる
・言語的洞察により、課題に対する結論を導き出せる
・全体の状況から行動方針を立てることができる
苦手な特性としては
・要件を簡潔に説明すること
・既知の情報や認識を修正すること
・図面などの非言語情報を理解すること
・緊張や不安感を抱えた場面での注意力や集中力を持続すること
という事が分かりました。
検査結果の所感
細o数子の六o占術より「わぁ~当たってる!」という感想です。
正直なところ復職までのカウントダウンが近づいており、かなり焦燥感がありましたので、ここで改めて自己分析できる要素が増えたのはありがたかったです。
「物事を簡潔に説明できない」「既知の情報や認識を修正できない(頑固)」
というのはなかなかズバっと心の中を見透かされた気がしました。
既知の~というのは、以前パワハラを受けたおかげでだいぶ工夫点が見えておりますし、簡潔に説明するためには事前に文章で草案を作って添削すれば短くできます。
あとは相手が求める結果について、「結果」「背景」「結果がでるまでのリードタイム」の3つに分けて様子を見ながら開示すればよいだけと考えています。
あまり端折りすぎると齟齬が発生するのが嫌なので、他人に求めてしまうのが煙たがられる原因なのかもなあとは思います。
ただ、設計エンジニアを7年ほどしている身としては、まさか自分が「図面をうまく読めない人」とは思っていませんでした。
たしかに新しい図面を見たり、白紙から書き起こすのは苦手でしたが、こうもズバリと指摘されると今の仕事が果たして自分に向いているのか?とは考えてしまいますね。
そもそも高専を選んだことからすべての間違い...?!と思ってしまいます。
友人の「高校(高専3年生)より先は正直自分で将来の筋道を立てるしかないよね」という言葉は、自分でレールを敷いてからは思考停止で走り続けていた身として痛感、耳の痛い話でした。
そしてこのテストで改めて突き付けられたのは「不安や緊張にひどく弱い」ということです。不安や緊張で目の前が真っ白になりますし、自分が何を考えているのか、相手が何を言っているのか本当にわからなくなります。
ここで「ご自身がリラックスできる方法、あたまの切り替えができる方法を試してみてね」というアドバイスをリザルトからいただいたのですが、ここが一番難しいです。
遊びや運動をして気を紛らわせても「それはそれ」というように後からストレスが戻ってきますし、緊張を強いられる場面で某漫画のように「緊張しないルーティーン」を見つけるというのはかなり容易ではないなと思っています。
今後について
現在はロールシャッハテストとSCTテストを受け終わり、結果待ちです。
このテストでより深く自分の特性を理解しておきたいところです。
余談
上長へ毎週どのように過ごしたかを報告しているのですが、
「いろいろなテストがあるんですね」
という一言で終わってしまい、果たして私が苦悩しながら内省しているのかが伝わっているのかなと不安に思っております。
こういうところが「人に期待している、察してもらいたがっている」という私のマイナスポイントなのかもしれません。人に期待しなければ何にもなりませんからね。
逆に、「私がいないことで大変な思いをしているんだな、申し訳ないな」というように相手のことを推測するが大事と思いますが、今の自分には不要として切り捨てます。
では、また。