ロールシャッハとSCTテストを受けました。
深層心理を深堀する。
前回は知能テストを受けましたが、今回はロールシャッハテストおよびSCTテストという、深層心理に眠っている本質や考え方、根本的原因を調べるテストを行いました。
ロールシャッハテストというのは、よくあるインクのシミみたいなものをみて「何に見えるか?」というのを回答するテストです。
1つではなく、複数個回答するのですがそれがもうとてつもない心理的負荷です。
私はシミがどうも気色の悪いものに見えることが多く、血みどろだとか子供が泣いているだとかネガティブなことばかり回答した記憶があります。
直近でバイオハザードやらグロテスクホラーなゲームをプレイしていたからかなと思ったのですが、どうやらそうではなく、きちんと自分の心象が反映されるようです。
また、SCTテストというのは、文章の出だしの言葉のみをもとに、自分で続きを想像して書くという、ひたすら書き続ける作業でした。
「今日は、______」「私は、______」といった具合に記された刺激言葉をもとに、「今日は、本でも読みながらゆっくり過ごすつもりだ」「私は、今までooのような人生を送ってきた」など、自由に書きます。
これがまあとにかく骨が折れるし、自分や家庭のこと、未来の展望を描いたりすることが多い印象でした。
それぞれ3~4時間ほどかかる作業でしたが、カウンセラーの方もそれに付き合ってくれるので感謝しかありません。
「自力では這い上がれない」
深層心理を深堀した結果、「あなたはこれまで内省を進めてきましたが、根本的な要因が根深く、一人では復旧することができないだろう。」というのが出てきました。
これは、どうやら成育歴のトラウマが要因しているようで、臨床心理士を通したトラウマ治療と、薬物療法の二つを併用していかない限りは同じような問題を繰り返すだろうと、そういう話のようです。
このテストで、私は「内向的である」「周囲の反応を見て動くタイプ」「必要以上に反省する」「対人関係には攻撃すること、されることがつきものである」という認識があることが分かりました。そしてこれは上記でふれたように、幼少期から培ってきた生きるための術であることもわかりました。
あまり自分の親を悪く書くのもなんですが、正直私の中では否定する気も起きないほど心当たりがありました。
まさか小さい頃のことがこんなにも尾を引いているとは思わず。
だって小学生のころからこんな感じだったのです。そういう性格の人間だと思うじゃないですか。
うすうす気づいていましたが、自分が俗にいう「アダルトチルドレン」ということが当てはまってしまい、しかもそれは専門家の助けを受けないと自力では這い上がれない、うまく立ち回れないという事が分かってしまったのです。
知能テストで健常者ということがわかってしまったときも思いましたが、自分で身を切って膿を出すことでしか改善しないこの苦痛感といったらないですよね。さんざん悩み苦しんできたことは、それは自分自身が生み出してしまっていたこと。それを誰のせいにもできず、さらに苦痛を伴わなければ乗り越えられることもできない。
よく「乗り越えられる試練しか神は与えない」とは言いますが、どんだけ苦労すりゃいいんだよと思ってしまいますよね。
もちろん苦痛の度合いも人それぞれと思いますが......。
そしてカウンセラーを探す。
本来であればそのままその病院でカウンセリングを受けてみたかったのですが、
ドクターとの契約の関係上不可能とのこと。世知辛いですね。
そのとき案内されたのは、「臨床心理士」と出会う方法です。なんだかきな臭い書き方ですが、「臨床心理士協会」という、医師会みたいなものがあるようです。
臨床心理士というのはかなり難しい資格のようで、決められたカリキュラムを決められた学校で学び、試験を受けて初めて取れるようです。しかも5年ごとの免許更新試験があるとのこと。大変ですねえ。
そして、公認心理士というものもあり、これは臨床心理士のハードルをやや下げたもののようです。ただし注意点があり、「心療内科などの看護師さん」でも取得権利があった期間が存在するようで、到底プロと呼べない方も混ざってしまった背景があるようです。
つまり、安心して相談するには臨床心理士を持っているというのが必要条件ということです。
この、「臨床心理士協会」というHPにて、自力でトラウマ治療をしてくれる臨床心理士さんを探す旅に出ていたのが、この1か月間のダイジェストとなります。
カウンセリングについてはまた別の記事で。。。