適応障害になって休職した話①

適応障害になった。

はじめに

  20代後半。入社10年目が目前に迫る中、人生2度目の適応障害になった。

 

 私は人づきあいが苦手だ。その割に人と話すことは楽しいしむしろ話過ぎてしまう。

 けれどもひどく疲れる。どうも常に他人からの言葉や一挙手一投足に

 過敏になってしまいそれが頭から離れない。

  メールの宛名が「OO様」から「OO殿」に変わっただけで

 (この人は私に何を感じて敬称を変えたのだろう)と邪推してしまうし、

 相手の表現方法に相手の感情を邪推してしまい自己嫌悪や怒りを感じてしまう。

  決してこういった場数が少ないわけではないと思うが、どうも強くなれない。

 こういったことが重なり、この度適応障害の診断を受けた。

 

症状

  適応障害と一口に表現しても、人の数だけ症状に違いがあるらしい。

 おもな症状としては

  ・慢性的な頭痛とめまい

  ・吐き気

  ・聴力の一時低下

  ・左腕のしびれ

  ・焦燥感

  ・動機

  ・不眠/過眠

  ・まぶたの痙攣

 であった。こうやって書きだすといかに自分が追い詰められていたかわかる。

 

 私はあるとき、ずっと頭が痛いことに気づいた。本当に毎日毎分毎秒である。

 記憶をさかのぼるとどうやら1か月前から頭痛があったようで、バファリンの購入日がそれを教えてくれた。

 はじめは一日に数分の頭痛が起きるだけであったが、日に日に頭痛の頻度と強さが増していく。目の奥が痛い。めまいも強く、ひどいときには目の前が虹色にちかちかとひかりパソコンの画面や人の顔すら見えない。

 そして気づくとまぶたの痙攣や吐き気が出る日が増えてきた。外に出るとどうも右耳が詰まって聞こえにくい。耳抜きが効かない。

 そしてある週は全く眠れず毎日ほぼ徹夜、かと思うと仕事終わりに強い眠気に襲われて毎日余暇は寝て過ごす。実に平均13時間睡眠である。

 

心療内科への受診

 さすがに上記のような症状が1か月も続くと不安になってくる。

 意を決してとある心療内科に電話をすると

 

 「はあ。。。まずは身体的に問題がないか検査してから来てもらえますか?」

 

 どっと疲れてしまった。精神科や心療内科への予約電話はなかなかハードルが高いと感じていたが、まさか門前払いを食らうとは。

 だが病院の言い方はともかく言っていることは正しい。

 心の病だと思ってそこにかかりっきりになった挙句、実は脳腫瘍だったら大変である。

 実際そういった外科的要因だったら違う意味で怖いので、さっそく近くの総合病院に相談すると、「では除外診断をしてみましょう」とのこと。考えられる要因を次々と排除していく、まさに消去法による診断である。

 

 CTやエコー、触診などを色々な先生からしていただいたが、内科や脳神経外科の先生方は口をそろえて「精神的緊張やストレスですね。環境変えましょう」とのこと。

 ここでやっと大手を振って心療内科の門をたたく。もちろん別の病院にした。

 

あまり長いと読むのも疲れてしまうので、

②に続きます。